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連合埼玉ニュース

2021.02.09

2021春季生活闘争開始に伴う連合埼玉会長談話

 2021春季生活闘争開始にあたり、連合埼玉 会長の談話を掲載いたします。

                               2021年2月9日
        2021春季生活闘争の開始にあたっての談話
                       日本労働組合総連合会埼玉県連合会
                                会長 近藤 嘉
 
 連合埼玉は2月9日、大宮駅駅頭において、「2021春季生活闘争・闘争開始宣言集会」
の開催を予定していたが、新型コロナウイルス緊急事態宣言の延長を受け、開催を中止
することとした。
 
 現下の日本は、新型コロナウイルスの感染拡大並びに2度にわたる緊急事態宣言の発出
など雇用に与える影響は非常に大きく、また、その対策は人の往来を抑制しているため、
観光・飲食・鉄道・航空などの特定の産業が大きな打撃を受けている。また、社会機能
を支え続けている医療・介護、インフラに関わる構築・保守、食料品など生活必需品の
製造、小売・物流などの業種は、その必要性や重要性が再度認識されたが、そこで働く

人の処遇は、必ずしも、その「働きの価値に見合った水準」とはなっていない現状など
も明らかとなっている。
 
 賃金は労働の対価であると同時に、経済や社会基盤を支える財源でもある。感染症対策
と自律的成長を両立させていくには、雇用の維持・創出に取り組むとともに、GDPの6
割を占める個人消費を維持・拡大させていくことが不可欠である。連合では、2021春
季生活闘争をこれまで政労使で認識を一致させてきた賃金引上げの流れを継続させ、「底
支え」と「格差是正」の取り組みを進めることで分配構造の転換につながりえる賃金引上
げに取り組んでいく。そして、健全な労使関係の輪を隅々まで広げるとともに、働き方も
含めた「取引の適正化」の重要性をあらゆる機会を捉えて、社会全体に訴えていかなけれ
ばならない。
 
 連合埼玉は、中小・地場組合の支援をするとともに、これまでの賃上げの流れを労働組
合のない労働者に広げていくためにも、「誰もが希望を持てる社会を実現!安心・安全に
働ける環境整備と『底上げ』『底支え』『格差是正』で」を合言葉に、連合埼玉、構成組
織、地域協議会、各労働組合から職場に至るまで総がかりで行動し、最後の最後まで粘り
強く闘い抜く。
 
 ひろく県民の皆さんのご支援ご協力をお願いしたい。
                                    以上