トップ 活動報告 連合埼玉ニュース 【メーデー関連情報】連合埼玉 第91回県中央メーデーメッセージ【連合埼玉】

連合埼玉ニュース

2020.04.29

【メーデー関連情報】連合埼玉 第91回県中央メーデーメッセージ【連合埼玉】

 第91回県中央メーデーの中止に伴い、連合埼玉 会長のメッセージを
掲載いたします。


                         2020年4月29日

         <第91回 埼玉県中央メーデー>
 
 はじめに、新型コロナウイルス感染症により、亡くなられました皆様
に対しまして、ご冥福をお祈りするとともに、罹患されました方々に対
し、1日も早い快復を心よりお祈り申し上げます。

 各構成組織におかれましては、新型コロナウイルス感染拡大防止に向
け、政府・自治体からの様々な要請に対しまして、ご理解とご協力をい
ただいておりますことに心より感謝申し上げます。また、最前線で働く
医療や介護をはじめ、インフラ等を支えていただいている現場の皆様の
ご尽力に対し、敬意を表します。
 さて連合埼玉は、この間、感染拡大防止に向けた取り組みに積極的に
協力すると共に、働く者・生活者の立場から、自治体に対する緊急要請
や経済団体を含む意見交換など、労働者の不安払拭に向けた取り組みを
進めてきております。しかしながら、4月7日に発出されました「緊急
事態宣言」の下、措置を講じてから三週間が経過しましたが、現状にお
いても依然として感染は拡大しており、いまだ予断を許さない状況にあ
ります。
 その様な状況を踏まえ、更なる感染拡大の防止と組合員の生命と健
康・安全を守ること、また、できる限り早期に終息させるため、第91
回埼玉県中央メーデーについては、中止とさせていただきました。
 
【今年で100年を迎えるメーデー】
 メーデーは、今から134年前の1886年5月1日にアメリカ・シ
カゴを中心とする労働者が、長時間労働の改善を求め、「8時間は労働
に、8時間は眠りに、そして8時間は我々の自由に」とゼネストに立ち
上がったことが始まりです。
 資本主義が勃興した19世紀、労働者は低賃金と劣悪な労働環境、一
日十数時間にも及ぶ長時間労働に悩まされており、成人男性だけではな
く、女性や子供も過酷な状況の中で働いていました。労働時間短縮は、
命と健康を守り、人間らしく働くための切実な要求だったのです。その
行動をきっかけに第一回国際メーデーが1890年に開催され、各国に
広がっていきました。
 それから30年後、1920年に日本で初めてメーデーが開催され、
途中、戦争などにより中断を余儀なくされましたが、戦後、労働運動の
急速な高まりにより再開されました。
 そして、先輩諸氏の高い志と情熱によって、幾多の困難を乗り越えな
がら、今年で100年という大きな節目を迎えました。改めて、これま
での歴史や原点を振り返ると共に、まさに今、国難ともいえる現状を乗
り越えるべく、労働組合の強みである、すべての仲間の結集・連帯をお
願いしたいと思います。
 これからの新たな一歩を、私たちの力で踏み出していきましょう。
 
                    連合埼玉 会長 近藤 嘉




以下にメッセージを添付しておりますので、ダウンロードできます。