連合埼玉ニュース

　連合埼玉は、「2020春季生活闘争パワーアップセミナー」第1回目を1月26日(日)あけぼのビルにて31名の参加のもと開催しました。

　労使交渉にのぞむ中小・地場組合の組合役員を対象とし、春闘を取り巻く情勢や連合の春闘方針、また、財務諸表の見方やベースアップの考え方などの知識定着をはかり、実りある交渉につなげることを目的とした春闘支援セミナーである。

　開催にあたり労働政策委員長の土屋副会長より、「連合方針にもある「底上げ」「底支え」「格差是正」ならびに「全ての労働者の立場に立った働き方」の実現に 向け、構成組織・各組合が要求案を検討している。本日のパワーアップセミナーで得た知識を活用し、各組合がしっかりとした労使議論をおこない、意義ある春闘交渉につなげていただきたい」と挨拶がありました。

　午前の講義では、連合埼玉の柿沼副事務局長から、連合方針や経営側のスタンスについて、図表等を適宜参照しながら解説をおこないました。また、午後の講義では、j.union㈱の大川守氏より、「増加する社会保障や労働力市場の国際化のなかでのベースアップ獲得に向けた考え方・論点」、「労使交渉で重要視すべき視点」、「企業体質の把握や将来性予測に必要な経営分析とその見方｣等の解説をいただきました。

　参加者からは、春闘交渉に向けての意気込みも含め、「連合方針が理解できた」「会社側のスタンスが理解できた」「経営分析のための指数を自分で計算したことで理解が深まった」等の感想が寄せられました。